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最近、我が家では父親も視覚支援のためのコミュニケーション用メモを使ってくれるようになってきました。
(コミュニケーション用のメモはこちらのサイトをご覧ください→(株)おめめどう)
先日、宅急便で届いた箱を開けたそうに頑張っていた息子。
そのタイミングで夕食の準備も整いました。
父親は、絵で〔ご飯食べる〕→〔お父さんと一緒に箱を開ける〕というコミュニケーションをしていました。
未就学の幼児ですし、これでわかったとなればそれは良いと思います。
ただし、すでに箱を開けようとしていた息子は、それでは納得しませんでした。
むしろ怒って、箱に執着し続けていました。
最初のコミュニケーションは、息子の意思に配慮しない、指示・支配の伝達にとどまっていますね。
幼児のうちに、すべて本人の意向をくむ必要はありませんが、どうしてもというところ以外は、どうしたいかを表出することに重きをおいて、表出出来たらかなうという状況が多い方が良いと思います。
つまり、の場合であれば、選ぶメモで
①〔ご飯食べる〕→〔お父さんと一緒に箱を開ける〕
②〔お父さんと一緒に箱を開ける〕→〔ご飯食べる〕
③〔1人で箱開ける〕→〔ご飯食べる〕
④ その他
のような感じで、選んでもらってもよかったかと思います。
結局、②を選んだ息子は、出来ない部分だけを手伝ってもらい箱を開けて満足したら、すっと笑顔で夕食の席に着きました。
ちなみに、この宅急便で届いた箱をあけることは本人の好きなことです。
なので、開けて欲しくない物についてはすぐに本人の目の届かない場所にしまってしまいます。
また、これは”お母さんの物”と説明すれば、やらずにも気が済む状態です。
こうした背景から、夕食時のタイミングで箱がそこに置かれていたという状況の設定にも問題がありますね。
そうした状況を作っておきながら、子どもの行為を禁止するというのは、やはり子どもにとって受け入れがたいですね。
視覚支援は非常に有効ですが、お子さんを支配する事に使ってしまうと決してよい関係は作れません。
視覚支援のためのメモを見てくれなくなってしまえば、意味がありませんしね。
やってみて、やり方を振り返る、試行錯誤することで大人も学びが進みますね。
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