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何回も注意している。
何度も言って聞かせている。
そんなときは、大人を含めた環境を考え直す時だと私たちは考えています。
聞かない子どもに問題があるのではなく、大人の説明、状況や物理的環境から子どもが理解できる情報が分かりにくい可能性が高いと考えます。
例えば、この写真は事業所の手洗い水道にアクセスする入口の写真です。
進行方向と、水道位置が直線ではなく、曲がっています。この水道に対して「並んでね」という言語指示だけがあっても、どう並ぶかがよくわからないお子さんはたくさんいます。
お子さんの立ち位置によっては、手を洗って出てくるお子さんとぶつかり、トラブルになることもあります。
「背中を壁につけて待ちます」という言語指示にかえると、廊下の端に寄ることができるお子さんは多いです。しかし、先頭がわからずに、写真だと2という表示あたりが水道に一番近く、水道が空いたのをみると先頭に別の人が並んでいても水道に近づき始めるお子さんがでます。
写真のように1,2,3の表示をつけ、「1番で待ちます」と言われると、数字が分かるお子さんはほぼ確実に指示に従う事ができます。何度か経験すると、次に水道に近づくのは1番に立っている人だと理解するお子さんも多いです。
もちろん、個別最適に環境調整をすれば、数字はまだ理解していないけど、色ならわかる。足跡マークならわかるなど色々あります。集団では、そのときに在籍する多くのお子さんにとってわかりやすい方法を選択し、必要に応じて個別に追加支援をしていきます。
ご家庭でも、「何度も言っているのに・・・」という言葉が頭をよぎった時は、絵にかいて説明してみる。物を置く場所を分かりやすくしてみるなどの環境調整を検討してみてはいかがでしょうか?
お子さんが、できそうなレベルに課題を調整し、出来たら褒められる。この繰り返しがお子さんとご家族の好循環を生み出し、お子さんが自信をもち、愛されていると感じる事にも繋がっていく可能性があります。ご家族にとっても、工夫した成果が出てお子さんを笑顔で褒められた時は子育ての中で達成感を感じられることでしょう。
1人でやってみて、うまくいかないなと感じた時は、ぜひご相談ください。
詳しくは、個別に当事業所にお声がけ下さい。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
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