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この子育てコラムでは、繰り返し視覚的にわかりやすい情報を使ってお子さんに伝える大切さや、お子さんの意思を確認する事の大切さをお伝えしています。
小さなお子さんは、大人に反発したい気持ちになることがあって「○○しない!」などと、いつもは普通にするよね?ということを、やらないと言い張ることがありますよね。
なだめり、他の話題で気を紛らわせて進んだりすることもあるのではないでしょうか。
もう一つの方法として、本人にその結果が、どうなるかもわかりやすく示したうえで、本当に「○○しない」でよいのかを選んでもらうという方法があります。
先日の、我が家の知的障害をもつ息子。帰宅する車の中で、ちょっと不機嫌になり、自宅に着いた時には「車、降りない!」と・・・。でも、ここで降りないで時間が過ぎると、結局夕食の時になって、動画が見たかったのに!などと二重三重に不機嫌になる泥沼予測が・・・。
そこで、選択肢を提示。
「車に乗っていてもいいよ。じゃあ、選ぼうね。」
と”えらぶメモ”(株式会社おめめどう)を書きました。このメモを書いているわずかな時間、大人はイライラが少し落ち着いてきます。そして、子どもも何を書いているのかな・・・と見ているうちに冷静になってきます。
メモの内容はこれです。
①車の中で過ごして、すぐに夕食
②車の中でしばらく過ごして、少しだけ動画を見て、夕食
③すぐに帰宅して動画を見て、夕食
結果、③を選んですぐに車を降りました。
時間配分の絵は、普段視覚的なタイマーを利用しているのですぐにわかりますが、そうした経験の少ないお子さんでは分からない可能性が高いです。
ここで、たとえ①の車で過ごすを選んでも、自分で選んだ結果、〇をつけたことが残っており、その結果好きなことができなくなったとしてもその責任は本人にあります。そうやって、人は選択の結果、行動の結果を自分で受け止めるようになります。
しかし、しばらく不機嫌に車で過ごした後、帰宅したらすぐに夕食になってしまったとなると、好きなことができなかったのは、タイミング悪く夕食を出して好きな行動を制限する親の責任になってしまいます。
選ぶを繰り返すと、理不尽に大人に怒ることが少なくなり、本人が色々と考えていかれるようになると思います。
私は、いつでもサッと書けるようにメモ類をまとめて持ち歩いています。仕事の時も身に着けているので、他のお子さん達に使うことも多いです。
面倒だな・・・と思われる方、ぜひ自分の行動が起きやすくする工夫もあわせてしてみてくださいね。
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