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近年は、いろいろな種類の練習用箸が、いくつもの会社から販売されていますね。
上の写真は、上側の箸の一側面だけを黒く塗ってあります。
箸を少し開いてみましょう。
上側の箸の、塗っていない側面が少し見えてきているのがわかるでしょうか。
実は、箸の動きは単純な一軸ではありません。
トングのような一軸な動きではなく、微妙に上の箸は回転しながら動くのが普通です。
このため、普通の箸を使い慣れた人が、一軸に固定された練習用箸を使ってみるととても違和感があります。
結局、一軸に固定された練習用箸とは異なった運動になる為、再学習が必要になります。
次に、普通に持った箸の下側の箸を抜いてみましょう。
鉛筆を持つ手の形になりましたね。
鉛筆が上手く固定でき、自在に使える状態のお子さんであれば、比較的簡単に箸に慣れていく事ができます。
箸の練習のために、たくさんお絵描きをするという、発達の前段階をしっかり経験できると良いと思います。
手首のコントロールと、親指人差し指の細かな動きを体験するためには、
①イーゼルや、壁に貼った紙などに絵を描く
②大きな丸~小さな丸と大きさの違う物をたくさん描く
このような経験を多くつめるとよいです。
練習用箸を使わない方がよい、とまでは言いません。
しかし、運動発達が未熟な状態で箸を使うと、かきこみ食べや、刺してそのまま口に入れるなどの動作が生じる事もあり、そうなると丸のみや、不十分な咀嚼のまま飲み込むなどが起きやすくなります。
箸が使えない=練習用箸がよい という事ではありませんので、お子さんの状態にあわせて検討していきたいと考えています。
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