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普段の生活で、お子さんのもう1回、もう1回がとまらないことってありませんか?
何かをやって欲しかったり、やりたかったりして、大人が「あと1回だよ」と伝えると、『わかった!』と良い返事なものの・・・終わると『ねえ、もう1回!』となってしまう。これは・・・
・言語理解の力
・約束を守る、大人との関係性構築の状況
・気持ちを切り替える能力(実行機能の一部)
・約束を頭の中に保持しておく力(短期記憶やワーキングメモリ)
など、色々と背景に必要な力があります。
約束の意味を理解しているし、覚えてもいるけれど、なかなか約束通りにいかないという場合の方法の1つとしてお試しいただきたい方法をお伝えします。
こうした場合には、まずは本人にあと何回かを決めてもらいます。
そうすると、100回!と言ってきかないなどが予測される場合は、大人から3回でいい?じゃあ5回でいい?など妥当な数を提示して良いかどうかを決めてもらう方がよいお子さんもいます。お子さんは自分が主体になることが大好きです。
交渉ができるようになってきたお子さんであれば、『100回!』→「それは無理かな、10回でどう?」→『15回!』→「よし、じゃあ今日は15回にしようか」と言う具合に交渉できるようにすると良いと思います。交渉できることはすばらしく、今後様々なことに役立っていきます。しかし、なかなかに高度です。
そうして、回数が分かるように、カードやコインなどを回数分出します。(写真参照)
1回するごとのに、カードやコインを取り除き、残りの回数を視覚的に見えるようにします。
全部なくなったらおしまいです。
最後の1枚は、これでおしまいだねと声をかけてもよいかもしれません。
あとは、再交渉はしません。
約束の回数が終わってからの交渉には答えません。特に、泣いたり、叩いたり、癇癪という様子であれば、なおのこと交渉には答えません。
「しません」とだけ言って、終了し、その後は落ち着くまで声をかけたり、視線を向けたりしません。
望ましくない行動をすると、希望が通るという体験は、今後もお子さんが粘り強く要求を通すために同じ行動をしやすくなってしまうため、結局はお子さんが苦労します。
ものすごく、お子さんが楽しみにしている活動などであれば、次はいつできるかがカレンダーなどで理解できるように提示されていることも有効です。
お試しいただいて、上手くいかない部分などありましたら、ぜひご相談ください。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
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