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絵カードをコミュニケーションに使うことを提案されると、言葉がなかなかでないから諦めるっていうことかなと感じられるかもしれません。
お子様の状況にもよりますが、指差しがない、大人の指差しの先を見ている様子がないというお子さんの場合には積極的な利用をお勧めします。
指差しがない、大人の指差しの先を見ないということは、大人が発する言葉が示すものに一緒に注目できていない可能性が高いです。そうなると、言葉を覚えようにもその手掛かりが少ないということになります。
特に、お子さんが好きな、どうしても欲しい物を絵カードを使って要求すると、その絵カードを出した時に大人が名称を声に出す。それを繰り返すと、例えばクッキーであれば、クッキーの絵カードを出す度に、大人が「クッキー」と言いながらクッキーを出すのです。そうすると、指差しがなくてもこれが「クッキー」っていう名前なのかということがわかってきます。
私自身は知的障害のある息子にPECS®(㈱ピラミッドコンサルタント)をつかっています。このなかで、例えば小さい、大きいなどの概念を言葉で教える事は非常に困難だったのですが、大きい車と、トミカのような小さな車と同じものを用意しておき、本人が絵カードを使って大小を区別して要求する様に練習した所、言語でも大きい小さいの区別が非常に簡単に理解された経験があります。
お子さんの状態にもよりますが、言葉を諦めるという意味ではなく、お子さんに分かりやすい状態を作り、生活の質を改善することを優先します。そして、副産物として言葉はもしかしたら絵カードを使った方が出てくるかもしれません。ただし、言葉が出ているからと言って、すべてを音声言語のやり取りに切り替える方がよいのかは慎重に考える必要があります。
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