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お子さんの中には、たくさん言葉が出ているのだけれど、不明瞭で聞き取りにくい発話のお子さんがいらっしゃいます。
伝えようとする意欲を落とさないためには「何を言ってるかわからないよ」というメッセージはあまりストレートには伝えたくありません。伝えようとしている行動自体は減らしたくないからです。
では、どうするか?
本当は何を言っているかわからなくても、曖昧に返事をするか??
会話の中でも、聞き取れる単語がある場合は、その部分を復唱して返します。これは伝わったよという肯定的メッセージになります。
例えば、こんな感じです。
お子さん「’&%&$%$”$”&%&$#$&) パンダ、&%’$#%=&’’ パパと %$#”& あった」
大人「パンダ。パパとね。あったんだ」
あとは、できるだけ絵や具体物を挟んで会話すると、多少不明瞭さがあってもだいたいこの事を言っているんだろうなという想像が働き、理解できることも多いです。
同じ理由で、本人の好みや、生活背景をよく知っている大人は本人の言いたい事が想像しやすいので、理解しやすいです。家族だと言っていることがわかるというのは、そうした背景が一因です。
最後に、言語聴覚士などの専門家に、医療機関で構音のための練習方法を教わることも可能です。
月に1回通っただけでは効果は非常に小さいでしょうから、ぜひ家庭で出来る事を教わってきていただき、それをどうしたら家庭で継続できるかは児童発達事業所も一緒に考えていくことができると思います。
ちなみに、我が家にも発声不明瞭だった子どもがあり、たった5分ほどですが指導してもらったトレーニングを一緒に実施したら、動画を自由に見れるということをやっていました。トレーニングはやならくてもいいのですが、やらない日は動画は見ないというルールです。概ねトレーニングできる日が多く、発声もずいぶんと明瞭になってきました。
この方法では「トレーニングの時間でしょ!」「やるって言ったじゃない!」などのネガティブな言葉をかける必要がありません。
動画が見たいと言ったら「そうだね。口のトレーニングやったら見ようね」というだけで大丈夫です。
トレーニングはやならいと言ったら「そう。わかったよ。じゃあ、また明日はトレーニングやって動画も見ようね」と言うだけです。その後は、子どもが怒っても、泣いても自分で選択したことの結果は自分で受け取ってもらい、叱ることも、慰める事も、説得する事もしません。落ち着いたら、普通に接するだけです。
このはっきりとしたルールで、子ども自身が考えて行動するようになっていきます。
ちはにみ、沢山動画をみたら、その後にトレーニングをするという方法はお勧めしません。トレーニングのあとに、良いことが来る方がトレーニングをする行動が定着していきます。また、トレーニング中もできていることをしっかり褒めることもよいと思います。
詳しくは、個別に当事業所にお声がけ下さい。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
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