2025.01.13 子育てコラム

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【TODAY東和田】後悔を取り上げない

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事業所にいらっしゃるお子さんたちの中には、友達が大好きで遊びたくて仕方ないけれど、どうやって仲良く遊べばよいのかわからないというお子さんがたくさんいらっしゃいます。

例えば、A君が出してもらって遊び始めたばかりのおもちゃに、B君が興味を持って近づいて来たとします。

本当ならB君「それなに?次、貸して」

A君『いいよ、待ってて』というようなやり取りがあればいいですね。

 

これは、実際にあった場面の説明です。

A君はB君がおもちゃに興味をあることを知ると、絶対に貸さないという態度になり、逃げ回ります。そして、B君がA君のもつおもちゃ目当てに追いかけてくることそのものをA君が楽しんでいるという様子が見られます。

A君はおもちゃを通じて、B君が自分に興味を持ってくれたことが本当は嬉しいのです。でも、そこで仲良く譲り合って、一緒に遊びを展開していくというスキルがまだありません。

最終的に、おもちゃを貸してもらえないことがわかったB君は「もう、いいよ」と怒ってしまいます。そしてB君は「もう、A君と遊ばない!」となります。

A君は再び遊び相手がいなくなり「ねえ、先生来て。一緒に遊ぼう」と言ってきました。

 

さあ、みなさんならどうしますか?

おもちゃの貸し借りをする時に、『待っていてね』『嫌だよ』というようなA君の意思表示の選択肢を示して、促す補助は良いと思います。

しかし、すでにそのタイミングを逸してしまい、おもちゃを貸さないことでB君が追いかける事を楽しんだ場合には、その結果も受け止めてもらうことも必要だと思います。

A君は遊び相手がいなくなって大人に相手を求めましたが、それは断ります。A君が1人で遊ぶしかない状況は経験してもらいます。自分が選んだ結果を自分で受け止めることで、徐々に次の選択を考えるようになっていきます。A君の求めに応じて、1人になってしまったA君と遊んであげるということは、自分の行動の結果を後悔して受け止めるチャンスを奪ってしまう事になります。

子どもが失敗して後悔をしているのであれば、

”だから言ったでしょ”

”ほら、○○しないから・・・”

などという言葉がけは不要です。お子さんの気持ちを逆なでするだけです。

これは、友達との付き合い方だけでなく、色々な場面でいえる事です。

大人はついつい、結果が見えているので本人の選択を否定したり、強制したりしやすいですが、本人が選んだのであればその結果を受け止めてもらう。後悔したら、次を考えてもらう。まだ経験不足も多いので、選択肢を示すまでは大人が請け負い、選択するのは本人というのを年中さんくらいからは徐々に考えたいですね。(特性によっては、選択肢は書いて示す必要があります。)

 

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