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集団で過ごしていると、誰かがある遊びで遊び始めると「僕もやりたい」と言い出し、また別の遊びを始めると「あっちがいい」と言いだし、いつも誰かが遊んでいる物、やっていることがやりたくなり他児とトラブルになるということがあります。
一般の子育て支援センターや、遊戯施設などでもよくあることで、保護者が「これは今、○○ちゃんが使ってるでしょ。ダメだよ。順番ね。」などと声をかける姿をみかけます。
お子さんたちの中には、○○したい、○○が使いたいといった欲求が抑えにくい、衝動性のあるお子さんがいます。今あれを使いたいけど、他の子が使っているからあとで使おうかなとは思えないわけです。
また、言葉が分かるお子さんたちの場合は「今は・・・・使えない(ダメだよ)」など禁止や否定の言葉が入った説明だと、否定的な”できない”と言われたという部分が強く印象に残り、非常に感情的に反応してしまうお子さんたちがいます。
また、さっきあの子は使い始めたばかりだなとか、横から手を出して使ったら嫌だろうなといった相手の都合や、相手の視点に立って物事を推測するのが苦手なお子さんもいます。幼児期のお子さん達にとって、他者視点で物事を理解するのは難しく、年長くらいから理解し始め、その時期や程度の個人差も非常に大きいと考えられます。
ですので、当事業所では
①できるだけ、同じ玩具・似たようなおもちゃや同じ活動を、数人が同時にできる環境を用意しておきます
「わかったよ。じゃあ、○○ちゃんはこっちを使おうね」と言われれば納得できる場合は多くなります。
②できるだけ、肯定的な言葉で説明をします。また、見通しが必要なお子さんには、いつになったら、どうなったらそれが使える(できる)ようになるかの説明をします。
「わかったよ。○○ちゃんが終わったら使えるように準備しておくね」と声掛けしたり、「あと3つ入れたら終わるんだって。そしたら使おうか」など使える・できることが伝わるように説明します。
③言語理解力が高く、言葉で思考できるお子さんの場合は、本人たちでどうしたら仲良く使えるかを使い始める前に考えてもらう。自分たちで考えたルールで交代や優先を決めるということをやってもらう事もあります。大人は仲介をするだけです。自分で決めた事なら、我慢もしやすいですね。
それでもすべてのトラブルが無くなるわけではありませんし、トラブルをすべて無くすことがよいとも考えてはいません。トラブルから学ぶこともありますね。
最後の他者視点で物事を考えることは、一定脳が成長するのを待つ、今は難しいと割り切ることも必要です。
人形劇や、4コマ漫画のようにして、なぜ相手が怒っているのかなどを、気分が落ち着いた時に見てもらって相手の視点を説明するという方法もあり、お子さんの発達段階や様子によっては使えることがあります。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
もしくは当ホームページお問い合わせよりお願い致します。
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