閲覧ありがとうございます!
自閉スペクトラム症疑いの年少男児、こうき君(仮名)の最近の様子を通して、お子さんが受け入れやすい行動の促しについて考えてみたいと思います。
こうき君は言語理解・表出の遅れ、多動が目立つお子さんです。
とにかく思い立ったら、すぐに走って次の目的の玩具に向かって行くようなタイプです。本人のやりたい行動を阻止されると激しく癇癪を起こすこともよくあります。
こうき君は、机の上で課題をすることは好きなお子さんです。
パズルや絵合わせなどが得意です。
しかし、課題の片付けをすることが難しく、机の上に出した課題をそのままにして、思い立ったらすぐに次の課題を持って来ては、すでに机の上に合った課題が邪魔になると机から払い落とすという様子です。
まずは、
①次の課題に行く前に声がけとジェスチャーで片付けを促してみますが、全く反応はありません。
つぎに、
②新しい課題を取りに行く前に進路に大人が立ってふさぎ、使用済の課題を持っていくように手渡します。
すると、激しく癇癪を起こして使用済みの課題を受け取ろうとしません
最後に、
③次の課題を取りに行って本人が机に戻ってきたタイミングで、持ってきた課題を広げないようにそっと押さえて、使用済みの課題を渡して片付けを促します。
今度は癇癪なく課題を受け取って片付けができました。
最後の③の方法で、最初の内はほとんど大人が片付けたものを渡して持って行くだけにして、徐々に本人が片付ける割合を多くすると片付けることができてきています。
たいていの子どもは、次の遊びが始まってしまってから、「先に○○するんだったよね」などと声をかけると怒るものです。
しかし、次の遊びが始まる前であれば「そうだね。○○したら、これで遊ぼうね」などと新しい遊びが開始できることを伝えつつ、先にやるべき事を促すとやってくれるお子さんが多いです。
大人が行動を促すタイミングを考える必要があります。
こうきくんの場合は、他のおこさんより衝動的なことと、言語理解が不十分、想像力を働かせて相手の意図を汲み取ることに困難さがあるといった特徴から、本人がつぎの課題をとりに行く事を阻止すると、次の課題が邪魔されてできないという事に強く意識が向き癇癪になってしまいます。こうなると、あたらしい行動を形成する状況にはなりません。
なので、一旦新しい課題を持って来ることで、新しい課題はできるのだと認識してもらいます。その上で、でも、これを片付けたらねという事を視覚的に示していることになっていると思います。
いずれ、こうきくんは衝動性が落ち着いてきたり、絵カードや言葉の理解が進むと、使用済の課題を片付けてから次の課題を持って来ることができると思います。
今回の介入では、ひとまず邪魔になった課題を机から払い落とすという行動を無くしたいというところです。
ほんのちょっとした違いで、お子さんの反応って変わりますね。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
もしくは当ホームページお問い合わせよりお願い致します。
こんな症状だけど対応できる?