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事業所に来てくれるお子さんの中に、ネガティブな発言が多いなと感じるお子さんがいます。
年中の男の子、さとし君(仮名)の例をみてみましょう。
さとし君は、知的な発達の遅れはなく、とても語彙が多く、複雑な会話ができます。
ユーモアもあって、普段は明るいお子さんです。
ただ、ネガティブな発言も多いです。
今日は公園に行きますと言われると・・・
「えー公園ヤダ」
「歩くの?死んじゃう」
という調子です。
でも、公園に行ってしまうと、
「公園、もっと居たいな」
「帰るのヤダ~」
とぼやいています。
他にも、集団での課題が示されると「面倒くさい」「やりたくないな」など一度はそうした発言をするものの、それほど活動自体が嫌いと言うわけでもなさそうです。
行動の前後を考えてみます。
大人が活動に誘う → いやだな/めんどうと言う → 大人がなだめる、理由を聞く
上記のような流れが見えてきます。
どうやら、大人からの「なんで?」「一緒に行こうよ」などの声がけがされる=注目が、さとし君のこうしたネガティブ発言を強めていると推察されます。
こうした発言にはあまり反応せず、「そう」とだけ言って、本当に活動には参加しないという方法を取ることがあります。自分の選択・発言には責任を持てる人になって欲しいですよね。ネガティブな発言をたくさんする人に育ってほしくはありません。
かわいそうだから、みんなと一緒にやってもらいたいからというような一見やさしい想いから、ネガティブ発言にたくさん反応していると、その発言は増えていきます。
そして、さとしくんは無意識に注目を欲しているわけなので、もっと本人が頑張れた時、ネガティブな事を言わずに参加できている場面をたくさんみつけて、私たちは認める、褒める、もっと楽しい活動になるご褒美を提供することを頑張らなくてはいけないのです。
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