2024.05.14 子育てコラム

TODAYisNewLife東和田

【TODAY東和田】ちょうどよい加減

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お子さんの中には「穏やか・おとなしい・慎重・内気・弱気・怖がり・臆病」などと表現されることが当てはまりそうな子がいますね。

一方で「元気・活発・度胸がある・強気・勝気・負けん気が強い・おこりんぼう」などと表現される方が当てはまりそうなお子さんもいますね。

こうした性格や、特徴について、保護者は時にネガティブにとらえて心配することがありますが、本当になおすべき対象なのかな?愛すべき個性とはとらえられないかな?と考えることがあります。

保護者がお子さんのことを心配するのは当然ですね。

お子さんの欠点ともいえるような悪いところはすぐに目について心配になります。

でも、常にお子さんの”でも、ここはできてる”、”こういう所が素敵”をみてほしいと保護者の皆さんにはお伝えしています。

 

 

先日、男児A君のお母さんからご相談がありました。

お母さんがおっしゃるには、

「嫌なことを嫌だって言えていないように思う。ストレスがたまるのではないかと心配」とのことでした。

A君は遊ぶときには元気ですが、友達に嫌なことをされた場面で、その場で相手に言い返したりせずに、職員の所にきて、泣きそうな顔で相手のお子さんを指差し、職員に察して欲しいという様子でくることがあります。こちらから状況を尋ねると教えてくれるという様子のこともあります。確かにはっきりと相手には言えていないのですが、大人に助けてほしいという意思表示はしているともとらえられます。

大人に対しては、比較的従順なお子さんで、「○○してから△△しようか」と言われれば、8割がた受け入れてくれるお子さんです。しかし、自分のやりたい事や希望はしっかりと伝えられるお子さんでもあります。

 

一方で、女児のBちゃんのお母さんからは、こんなご相談がありました。

「お友達に言い過ぎてしまう。きつい言葉が多くて、もっとお友達にやさしくできるようになってほしい」

ということでした。

Bちゃんは、活発な女の子で、自分のやりたい事がはっきりしている分、遊びの中で自分のイメージと違った展開になると相手に「ちがうの!そうじゃなくて・・・」と強い主張をします。

しかし、それでケンカになった場合にも、冷静になってから「(さっきは)ごめんね」と謝りに行ける様子もあり、また小さなお子さんを可愛がるというやさしい面が見える時もあります。

 

たまたた同時期にお受けしたご相談で、対照的に感じられました。

それぞれ裏を返せば冒頭にでてきたワードのように、良さともとらえられる部分があります。

もちろん、保護者の不安を軽減するのもわたくしたちの役目です。A君も、Bちゃんも、集団の中で居心地よく過ごせるためのスキルを少しずつ習得してもらうつもりです。

ただ、大人が思う通りの、”良い加減”をお子さん達に求めすぎ、過剰に心配する必要はないと思っています。

子ども達全員が、適度に主張ができ、適度に穏やかさをもち、適度に活発さも持ち合わせる。そんな個性のない子どもたちだけの世の中が良いわけではないと思うのです。

ニューロダイバシティという事も言われる様になってきました。

感じ方、分かりやすい学習方法、要素ごとの発達スピードなどいろいろと個性があることが分かってきています。

お子さんのことを心配しながらも、常にお子さんの良い所にも目を向けて、「あなたの事がお父さんは(お母さんは)大好きだよ」と心から思える子育てをしていただけるように、支援していけたらよいと考えています。

 

 

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