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当事業所に来られるお子さん達の中には、大人の注意をひきたくて仕方がないといった様子のお子さんが、いらっしゃいます。
決して、保護者の方の関りが普段薄いからだということではありません。
多くは、その行動をしたら大人の注目が得られたという過去の経験があり、その行動を繰り返しやすくなっているというだけのことです。
定型発達と呼ばれるお子さん達にも一定はあるのですが、興味の幅や行動のレパートリーが広く、大人の注意をひくこと以外にもたくさんすることがあるので目立った問題にならないことが多いです。
そして、大人はついつい、専門職であっても、お子さん達の行動に、特に繰り返してほしくない行動に大きくリアクションしてしまう事があります。
例えば、足の傷から血が出ている状態を大人に見せたら、大人がとても心配して、大きな反応をしてくれたという経験があったとします。
後日から、足が痛いと自分からドアにぶつけて頻繁に大人に見せに来る。
あるいは、治りかけた傷のかさぶたを取って血が出ている状態を大人に見せに来るということが起こりえます。
心配だなと思っても、大人がびっくりして大きな声を出したからといって傷が軽くなるわけではありません。いつもと変わらない調子で観察し、問題がないかどうかはさりげなくチェックするという対応がよいと思います。
また、入ってはいけない場所に入ったら、大人がすぐさまに追いかけてきたというような経験ののち、何度もそこに入ろうとするというようなことが起こります。大人は良い顔はしていませんし、お子さんも嬉しそうに見えないことが多くありますが、その行動が繰り返される頻度が高まっていれば、大人が注意を向けたことが原因である可能性は大きいのです。
入ってはいけない場所は、入れない様にしておく。これが必要です。
それと、決して忘れてはいけないこと。
お子さんが問題を起こしていない時、おもちゃで普通にあそんでいる。しっかり座ってご飯を食べているなどの時に、しっかり認めるようにします。
(お子さんが思春期を迎えるころ、9歳をすぎてくるとあからさまに褒められるのはお子さんが嫌ったり、年齢相応でない対応となりやすいので注意してくださいね)
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