2025.07.05 療育コラム

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【TODAY古正寺】7月古正寺通信

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未就学のお子さんは言葉で気持ちを伝えるのがまだ難しいため「どんな気持ち?」が
気になりますよね。

例えば、つばを吐いたり、急に服を脱いだり、お友達に手が出てしまうとき。
これらはもしかしたら、お子さんからの「助けて!」「伝えたいことがあるの!」
というサインかもしれません。

言葉は、嬉しい、悲しい、寂しいといった複雑な気持ちを表現する大切なツールです。
もしお子さんがまだ言葉を十分に獲得できていないなら、これらの「困り行動」は、
言葉の代わりに「何かを訴えている」可能性を秘めています。

特に唾吐きは、お子さんにとって口や舌で感じるユニークな感覚遊びになっていること
もあります。口の中に唾液が溜まる感触、舌で動かす感覚、そして口から出す瞬間の
唇や舌の動きや振動…これら自体を楽しんでいるのかもしれません。
さらに、「自分が口を動かすと唾が出る」という「自分が働きかけると何かが起こる」
という因果関係を学んでいる段階である可能性も考えられます。

まずは、「どうしてこんなことするんだろう?」と考える前に、お子さんの行動の
背景にある気持ちや、得たい感覚を探ってみましょう。
「眠いのにうまく寝られないのかな?」「何か嫌なことがあったのかな?」など、
お子さんの状況を想像してみることが大切です。

そして、お子さんの気持ちに寄り添いながら、少しずつでも言葉を促す機会を作って
いきましょう。「いやだね」「悲しかったね」など、ママが気持ちを言葉にして
あげることで、お子さんは「この気持ちはこうやって伝えるんだ」と学んでいきます。

お子さんの「困り行動」は、成長の途中にある大切なメッセージです。
TODAY古正寺では、焦らず、ゆっくりと、そのメッセージを読み解いていく
お手伝いをさせていただきたいと思います。

 

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